
作型開発研究室のメインテーマは「葉根菜の省力安定生産技術の開発」です。そのために,以下の3つの研究の柱を立てて頑張っています。
キャベツ,ハクサイ,レタスなどの結球性葉菜類は,出荷可能な個体についての選択収穫となっており,ハンドリングミスが無くとも,機械収穫を行うと,一斉収穫による収穫ロスが生じてしまいます。このことが,キャベツやハクサイでは,ハンドリングミスの少ない優秀な収穫機が開発されているにも関わらず,導入普及が進まない技術的障壁になっています。
○植え付け姿勢・育苗法・栽植密度・施肥法などと生育斉一性の解析
○条施肥等による生育斉一化技術
○斉一な健苗生産技術の開発
葉根菜類は露地で栽培される場合が多く,本圃への定植された後は,集約的な管理が経済的に困難ですが,本圃定植前,特に育苗期間中は集約的な管理技術が成立し得ます。そこで,育苗技術の高度化・省力化を生育の斉一化のみならず安定生産のためのキーテクノロジーと位置づけ,重点的に取り組んでいます。
○エブ&フロー方式による省力育苗技術の開発
○培養液や光制御による健苗生産技術の開発
作柄不良に伴う,価格高騰は国民生活はもちろん,往々にして輸入野菜急増のトリガーとなる点で農業経営をも不安定化させることになります。しかし,露地栽培の多い葉根菜類の生育を制御できる手法で経済的に実行可能な手段は多くありません。従って,収穫予測に基づいて,広域的に供給量を確保する手法などを考える必要があります。一方,確実な収穫予測に基づく販売力の強化が中小産地の戦略として成立する状況が進行しています。
○気象条件に基づくキャベツ・レタスの収穫期予測技術の開発